H2の古賀春華ちゃんをこよなく愛する管理人が綴るブログだよ!
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奥田英朗 ガール
30代OLを主人公にした5つの短編集なんだけどめっちゃくっちゃ面白かったー(^ω^)
短編だから主人公は複数人居るんだけど、その中には未婚者も居たり、既婚者も居たり、シングルマザーも居たり、働いている境遇もそれぞれ違うんだけど
皆強くてカッコイイなぁ
精神的に強い人はカッコイイやー(^ω^)
とくに同性だと憧れるなぁこうなりたいなって思う
男女雇用機会均等法制定とか90年代のフェミニズム運動とかがあって今となっては社会に出てる女性も随分増えたし、女性の生き方が昔に比べてかなり多様化してるなぁって近頃しみじみ感じる
多様化して選べるってのは贅沢な事なんだろうけど、複数の選択肢からひとつを選ぶ時は理由が必要になるわけで子供を産むにも、家庭を持つにも、仕事を辞めるにも続けるにも、一個一個考えながら進まなきゃいけないとなると…これって結構しんどいよなぁとため息が
選んだ選択肢が合ってるかどうかなんて一生分からないわけだし
隣の芝は青いじゃないけど、自分と全然違う生き方をしてる友人がすっごい幸せそうにしてるの見たら、「あぁ…うらやましす…」って思って自分の生き方に自信持てなくなりそうな気がする
この本でもそういうシーンがいくつか織り込まれてて、実際そういう事があるんだろうなぁと思った
わけなんだけども・・・
でも、やっぱり選択肢が複数与えられてるって事は凄い有り難いことだなぁと
一つの生き方を強制されるよりずっと良い
それに選択肢を選ぶ旅に自分と向き合うって事は、後悔しない生き方に繋がるんじゃないかしらとも思ったり
って事でやっぱり今の状況は幸せなことなんだなぁと再認識したわけでした!チャンチャン
ただ、一つ注意しなきゃいけないのは、絶対的に「この生き方が良い!」っていうようなものはないって事なんだよなぁ
働いてる女性と専業主婦のいがみ合いみたいなの見る度にうげーってなる
みんなその都度その都度自分が良いと思った選択肢を選んでそこに到達してるわけなんだから、他人が文句言うことじゃないじゃん
どんな生き方にもデメリットメリットあるし、批判しようと思ったらいくらでもできるけどさ、そんなん不毛だし
互いに認め合って行けばもっと楽になるんじゃないかしらん
って事で、私もたくさんの選択肢の中から自分に合った生き方を見付けられればいいなぁと思います
取り敢えず就活がーんばらねば
がー…んばら…ねば…
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光のせいでタイトルが見えないすんまそん
「少女七竈と七人の可愛そうな大人」 著:桜庭一樹
を読みました
どんな話かというとですね
北海道のとある田舎に教師をやっている一人の女がいまして
その女がある日何を思ったのか、急に「このままじゃダメ、変わりたい!」と思い立ち
七人の男と、一晩ずつ毎晩代わる代わる関係を持つのです
で、その結果誰の子か分からない子を妊娠してしまい、結果生まれたのが主人公の七竈
彼女はたいそうたいそう美しい子で、成長するにつれて町で噂の美人になるんだけども、
しかし悲しい宿命を背負っており…さてどうなるどうなるっていう話でした
おもろかったー(^ω^)
ラノベ調でサクサク読めるし一個一個の話は短いのでお暇があれば是非
私の記憶が正しければ文庫本化もされてたはず
何か色々思う事はあったんだけど、うまく文章に出来ないから書けそうなら書こうっと(^ω^)文章力ナイ
取り敢えずハッキリ言える事は私は七竈の母親のような恋愛自由主義者は苦手という事だなん
初めの方で彼女が色んな男と寝るシーンを読んでたら不愉快すぎて古本屋に売ろうかと思ったほどである
「好きなんだからしょうがないじゃん」って言う人多いけど、
誰かを深く傷つけて良い恋愛なんてあるはずないと思う
その自由は許されぬ
仕方なく傷つけてしまう場合もあるとは思うけど、
傷つけないように配慮する事もせず、無鉄砲に行動して、反省しない人はやっぱり嫌いです
「いじめの構造~なぜ人が怪物になるのか~」 内藤朝雄 講談社現代新書
1年前ぐらいに読んだまま特に読み返しもせず放置してた本なんだけど、最近大学の授業の関係で色々いじめについて考えなければならず引っ張り出してきた
具体的ないじめ事例に言及しながらそれがどういう仕組みで起こるのかを社会学的に分析してる本です
時々ラジカルな発言が飛び出すけど、そこも含めて興味深い
いじめ問題に興味がある人は新書だし読みやすいので是非読んでみて下さいな(^ω^)
学校が陰鬱とした空間になりがちな理由がちょっと分かるかもしれない
ちなみに
私は小学校5年ぐらいの時いじめられてたんだけど、この本を読みながらその時の事を色々思い出した
小4までは級長とかやるリーダー格だったにも関わらず、5年生になってから一番仲良かった集団に急に無視され始めて、んでそれがクラス中に広まって結局クラス全体にいじめられる羽目になったわけなんだけども
当時何が一番辛かったかというと、「自分がもしかしたら絶対悪的な存在なんじゃないかしら」っていう不安が一番辛かった
「こんなに他人から急に嫌われるには何か理由があるはずでに違いない!」と悩みまくって、家に帰って毎日泣いてた記憶がある
数日間悩み抜いた結果、いじめが始まって一ヶ月後位にノートに、自分が思った「自分の悪いところ」を全部書き出して、そして次の日からその悪いところを直すように心がけた
挨拶をあんまりしない子だったから挨拶するようにしたりとか、笑う事にするとか、掃除の時に自分の担当が終わったからってさっさと帰らず、ちゃんと最後の人が掃除道具入れにほうきを入れるまで待ってるとか
些細なことなんだけども当時必死に頭からひねり出した自分の悪いところを直すように努力したんだけども、
まぁそんな事をしたところでクラスのみんなの態度が変わったわけでもなく、結局いじめは5年の終わりまで無くならなかったなぁ
でも、それをする事で
「私がこんなに頑張ってるのに周囲の態度が変わらないって事は、この人達は多分私を見てないな。誰でもいいから『いじめ』をしたいだけなんだなぁ」
と、ぼんやり気付き始めた
って事で、それに気付いた次の日から気分が楽になったのを覚えてる
筆箱が隠されようが定規がぼきぼきに折られようがノートがグラウンドに埋められようが集合写真の私の顔面が塗り潰されていようがあんまり気にならなくなった
いじめられてる時って周りからの攻撃も辛いけども、「こんなに苛められるって事は自分がめちゃくちゃ嫌な人間なんじゃないか」っていう不安も相当にキツいんじゃないかしらん
その不安を取り除くだけでも結構心的負担の軽減になるんじゃないかと、過去を振り返って思いました
ぐんばい