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「いじめの構造~なぜ人が怪物になるのか~」 内藤朝雄 講談社現代新書


1年前ぐらいに読んだまま特に読み返しもせず放置してた本なんだけど、最近大学の授業の関係で色々いじめについて考えなければならず引っ張り出してきた

具体的ないじめ事例に言及しながらそれがどういう仕組みで起こるのかを社会学的に分析してる本です
時々ラジカルな発言が飛び出すけど、そこも含めて興味深い
いじめ問題に興味がある人は新書だし読みやすいので是非読んでみて下さいな(^ω^)
学校が陰鬱とした空間になりがちな理由がちょっと分かるかもしれない




ちなみに

私は小学校5年ぐらいの時いじめられてたんだけど、この本を読みながらその時の事を色々思い出した
小4までは級長とかやるリーダー格だったにも関わらず、5年生になってから一番仲良かった集団に急に無視され始めて、んでそれがクラス中に広まって結局クラス全体にいじめられる羽目になったわけなんだけども
当時何が一番辛かったかというと、「自分がもしかしたら絶対悪的な存在なんじゃないかしら」っていう不安が一番辛かった
「こんなに他人から急に嫌われるには何か理由があるはずでに違いない!」と悩みまくって、家に帰って毎日泣いてた記憶がある

数日間悩み抜いた結果、いじめが始まって一ヶ月後位にノートに、自分が思った「自分の悪いところ」を全部書き出して、そして次の日からその悪いところを直すように心がけた
挨拶をあんまりしない子だったから挨拶するようにしたりとか、笑う事にするとか、掃除の時に自分の担当が終わったからってさっさと帰らず、ちゃんと最後の人が掃除道具入れにほうきを入れるまで待ってるとか
些細なことなんだけども当時必死に頭からひねり出した自分の悪いところを直すように努力したんだけども、
まぁそんな事をしたところでクラスのみんなの態度が変わったわけでもなく、結局いじめは5年の終わりまで無くならなかったなぁ
でも、それをする事で
「私がこんなに頑張ってるのに周囲の態度が変わらないって事は、この人達は多分私を見てないな。誰でもいいから『いじめ』をしたいだけなんだなぁ」
と、ぼんやり気付き始めた

って事で、それに気付いた次の日から気分が楽になったのを覚えてる
筆箱が隠されようが定規がぼきぼきに折られようがノートがグラウンドに埋められようが集合写真の私の顔面が塗り潰されていようがあんまり気にならなくなった


いじめられてる時って周りからの攻撃も辛いけども、「こんなに苛められるって事は自分がめちゃくちゃ嫌な人間なんじゃないか」っていう不安も相当にキツいんじゃないかしらん
その不安を取り除くだけでも結構心的負担の軽減になるんじゃないかと、過去を振り返って思いました




ぐんばい
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無題
>数日間悩み抜いた結果、いじめが始まって一ヶ月後位にノートに、自分が思った「自分の悪いところ」を全部書き出して、そして次の日からその悪いところを直すように心がけた

なんていい子なんでしょう。
こんな子がいじめられていいわけない
ついったーから 2011/08/30(Tue)05:34:27 編集
無題
>ついったーからさん

長文駄文読んで頂きコメントまで書いて頂きありがとうございます(^ω^)そう言って頂けて嬉しいです。
あの頃は何で自分がいじめられたか分からなくて必死に原因を探ってたんですけど、今になって考えるといじめの対象を誰にするかの基準って特にないんじゃないかなって気がしますね~。
誰にだって良い面悪い面ありますし、全人類から嫌われるような人間なんて存在しないと思いますし。
誰でもいいから取り敢えず集団で攻撃したいって思わせるモノは一体何なんでしょう。

いじめって本当奇妙な現象です。
みちる 2011/08/31(Wed)04:09:19 編集
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